HTML5とか勉強会 第26回 に行ってきた

HTML5とか勉強会 第26回 に行ってきた。

今回のテーマは「(Webと)電子書籍」で、前からとても聞きたかったテーマだった。ちょっとHTML5感は少なかったけど、電子書籍/EPUBに関わっているひとの話が聞けて、とても面白かった。

発表はこんな感じ。

楽しく聞いていたのでメモはあまりなく、発表資料と動画だけ貼り付ける。あとは@ITの記事をどうぞ。

はじめてのiBooks Author


詳細はこちら。自分の声を聞くと、気持ち悪いね…。

Flexible and Responsible eBooks

まとめ

EPUB3は仕様盛り過ぎで、リーダーの実装がすごく大変らしい。ブラウザ作って、さらに動画ビューアーも作るのかよって感じで。
デジタルネイティブで生まれてきたものはEPUB3に適しているかも。これまでの紙の文化をEPUBで引き継ぐのは難しそう。とても難しそう。
僕はWeb漫画が好きで、胎界主と、読解アヘンの堀宮を楽しく読んでいる。このふたつの漫画は、どちらも特徴的なフォーマットで描かれている。胎界主は横長で、ちょっと特殊なコマ割りになっている。堀宮はとにかく下に長く続いている。4コマ漫画が100コマくらいある感じで。
こういうのって、紙では実現できない形式だと思う(ま、EPUBでも難しいけど)。地味だけど、新しいと思う。そんな感じでEPUBに適した形式ものがこれから出てくるのかもしれない。自然と。


EPUB3の仕様が大きすぎて実装がついてきていない状況は、ちょっと前のHTMLの状況に似ている。
W3Cが仕様を考えたけどうまく進まなくて、ブラウザベンダーがWHATWGを設立して、HTML5の基となる仕様を作り始めたりした。
あとはCSS2で盛り込みすぎて、CSS2.1で仕様が減らされたりした。
EPUB3についても同様に、もう少ししたら実装を重視した流れになるかもしれない。こういう流れがすでにあるし。


電子書籍やEPUB3を取り巻く環境は、まだまだ発展途上で過渡期だけど、どんどん進んでいくことは間違いない。止めようと思っても、止められない流れになってきている。小説みたいなものを電子書籍で読みたいとは思わないけど、電子書籍じゃないとできない体験が増えてくると面白そう。

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