JJUG Cross Community Conference 2010 Spring (JJUG CCC 2010) に行ってきた
今年も JJUG CCC 2010 に行ってきた。去年のエントリはこちら。大したこと書いていないけど。
午後から行って、4つのセッションを聴いてきた。
セッション資料が公開されたら、また追記する。
togetterはこちら。
Togetter - まとめ「JJUG/CCC 2010春」
Togetter - まとめ「JJUG/CCC 2010 May」
Java EE 6で復活するエンタープライズJavaの世界 田中孝清さん
比較的基礎的な内容だった。JavaEE6の概要がわかる。
よくまとまっているので、JavaEE6ってどんな技術があるんだっけ?ということをざっと知ることができる。
個人的にはJavaEE6で嬉しいのは Servlet3.0 でアノテーションが使えるようになったこと。それに通じるけど web.xml がオプションになったこと。非同期通信は試してみたいけど、使うことあるかな。
EJBは便利になったと聞く。CDIも便利だと聞く。でも使うことがあるのだろうかと相変わらず思ってしまう。
良い技術が流行るとは限らない。
あとはいつごろから JavaEE6 対応のAPサーバが増えるんだろう。
はやくTomcatでも使えるようになるといいな。
JEUG 活動紹介と、Eucalyptus で作るプライベートクラウド 肝付兼続さん
Eucalyptusって最近よく聞くなー、でも読み方わかんないなー、という感じなので聴いてきた。
読み方はユーカリプタス。Elastic Utility Computing Architecture for Linking Your Programs To Useful Systemsの略。こじつけらしいけど。
Amazon EC2と互換のAPIを提供してくれるオープンソースのプロダクト。
でも開発はクローズドで行われている。コア部分はC、WebUIはJava、コマンドラインツールはPythonといろんな言語でできている。
さらになんだかいろいろなツールがあって、全体像はよくわからなかった。Eucalyptusがどんな仕組で動いているのか、といった内容はほとんどなかったが、事例や動向などはよくわかった。
- 事例
あと課題もまだまだ多いみたい。
- 課題
でもこういった使っている人たちの感想が聞けるというのはいいこと。
日本Eucalyptusユーザグループのサイトはこちら。http://eucalyptus-users.jp/
課題も多いけど、魅力も大きいからこんなに使われるんだろう。
クラウドアプリケーションの設計にかかわる課題と解決法 萩原正義さん
ほとんど理解できなかった。大学で非常に高度で抽象的な情報工学の授業を受けているような気分になった。
断片的に理解できたと思われる部分もあったが、うまく言語化できない。
そんなわけで、資料が公開されるのを待とう。
GlassFishで即習!Java EEパフォーマンスチューニングとトラブルシューティング 岡崎隆之さん
資料はこちら。
技術よりの話かなと思っていたが、どちらかと言えば方法論的な内容が中心だった。
だからといって期待はずれというわけではない。
パフォーマンスチューニングやトラブルシューティングって、やっぱりちょっと特殊な限定された状況だと思う。
そんな状況だからこそ、気をつけなくてはならないことがある。
多くの経験をもとに、そういったポイントが説明されていた。
ちなみにGlassfishの話はちょこっとだったw
パフォーマンスチューニングについては、近いうちにちょっと書きたい。いつになるかわからないけど。
今回の JJUG CCC では HTML5 関連のセッションが人気だったらしい。そのうち資料も公開されると思う。
HTML5 も楽しいよね。特に理由はないが、すきな技術のひとつ。
そういえばこの日の夕方に クロージャ、Java 7には間に合わない可能性 | エンタープライズ | マイコミジャーナル というニュースがあった。
もはやクロージャごときどうでもいいから、Java7がちゃんと出るのか不安になる。
話題になるのはクロージャとかだけど、個人的には Project Coin のほうがよっぽど気になる。
さて、秋にどうなっていることやら。Windows8 が出るまでに Java7 が出てくれることを祈る。
あとは去年に引き続きの参加だったので、特に迷うことはなかったが、やっぱりとにかく場所がわかり辛い。
目的地の敷地内に入ってからが難しい。何かしら行き先のわかる張り紙などがあるといいなと思う。
JJUG CCC はいろいろなテーマで楽しいイベントだった。
たぶん秋にもあると思うので、また参加したいと思う。