いろいろ変わったけど、思ったよりも変わってない

根本的なところはほとんど変わってないけど、自分の環境は大きく変わった1年だった。
1月にhtml5j.org、HTML5とか勉強会のスタッフになって、8月に転職した。これは結果であって、変化自体は去年から、あるいは一昨年から始まっていたと思う。


今年は多くの人と話をした。いろいろなことを話したし、いろいろな人たちのいろいろな話を聞いた。
コミュニティの人たちとは、多くのミーティングや飲み会で話をした。転職活動では、面接という場ではあったけど、企業の人事担当者や現場のエンジニアの方と、普段しないような話をした。さらに勉強会やWebを通じて多くの人と知り合って話をした。


こんなに多くの人と会ったのは、これまでの人生でもあまりない。ちょっと考えてみても、200人以上の人と話をしたと思う。自分自身は、けっこう人見知りなんだけど。
何人かの人たちはとは、これから5年、10年と付き合っていくかもしれない。楽しみ。


転職して、毎日コード書いてる。エンジニアなら、それが当たり前の環境になった。コードを書きたくて転職したけど、自分は本当にコードを書くのが好きなのか、正直よくわからなかった。でも毎日書くようになったらやっぱり楽しくて、コードを書くことが好きだ、と思えた。よかった。
ただちょっと働きすぎてしまった時期もあったので、ちゃんとバランスよく仕事していきたい。余裕がないと、勉強できないし、新しいことに取り組めないし、いい仕事できないし。


これからはRubyを書きつつ、HTMLやJavaScriptを含めたフロントエンドよりの部分に注力したい。そういう仕事がいまの職場ではできそうだし。
これまでOSやミドルウェアを含めたインフラのレイヤーは多く経験してきていたので(もちろんSIerと現職では、やることが大きく異なるけど)、しばらくは違うことがやりたい。もちろん何年かして、やっぱりシステムのベースとなるOSやDBに関わりたくなるかもしれないけど。まずはもう少しちゃんとRubyJavaScriptが書けるようにならないと。


もう少し抽象的なところでは、「使いやすくて、儲かるWebアプリケーションを作る」ようにしたい。UIやUXを改善していきたいとか、パフォーマンスを改善したいとか、堅牢なアプリケーションを作りたいとか、いいコードを書きたいとか、いろいろ考えてみたけど、まとめていくと、こんな感じになった。
もうちょっと変わっていくかもしれないけど、しばらくはこれを意識してやってみたい。


個人的な謝辞として。
いいことばかりではなく、悲しいことやショックなこともいくつかあって、その時々でいろいろな人に助けてもらった。すごくありがたかった。
社会人3年目に希望を出して部署を異動した。これは転職に匹敵するくらいのとても大きな転機だった。そのきっかけを作ってくれた人に、いまでもとても感謝している。


35歳のターニングポイントに向けて、もっと頑張らないといけないことがたくさんあるけど、そこまで悪くもない。たぶん。
冒頭にちょっと書いたけど、自分の文章を読み返してみると、いつも同じようなことを書いている。びっくりするくらい。きっと来年もあまり変わらないと思う。
# 今年いちばん劇的な変化を遂げたのはランチだな。


前職も現職もコミュニティーもプライベートも、本当に人に恵まれている。
ありがとうございました。よいお年を。