レスポンシブ・ウェブデザイン標準ガイド

こもりまさあきの「レスポンシブ・ウェブデザイン標準ガイド」を読了した。けっこう前に、流し読みだけど。

レスポンシブ・ウェブデザインに関する情報は、最近とても増えていて、何が正しいのかよくわからない。もちろん絶対的に正しい情報があるわけじゃないし、時間が経てば正しい情報も変わるけど。


本書では、レスポンシブ・ウェブデザインに関する基本的な考え方から、実装の流れ、具体的なテクニックまでが書かれていてわかりやすかった。
カラーのページが多かったので、カラーページではソースコードシンタックスハイライトされていると嬉しかったかも。これは吉川さんの jQuery Mobileパーフェクトガイド を読んで気付いたことだけど。


僕はエンジニアなので、ゼロからレスポンシブなサイトを作ることはないと思うけど、やっぱりある程度は仕組みを知っておきたかった。それにレスポンシブなサイトのソースを読んで、ある程度は理解できるようになりたかった。
いくつかポイントを抑えるだけで、HTMLやCSSがだいぶ読みやすくなると思う。


自分でなにか作るなら Initializr などを使う。フレームワークを使うことでコーディングは楽になるけど、そもそも基本的な考え方や原理は知っておくと、できあがりがけっこう変わってくると思う。たぶん。
本書ではそういったところを知ることができてよかった。


あたりまえだけど、レスポンシブ・ウェブデザインはひとつの手法で銀の弾丸ではない。
開発リソースが潤沢にあれば、PC向け、タブレット向け、スマホ向けって、分けて作ったほうがより最適なサイトになるだろうし。クライアント(ブラウザ)側で頑張ることが最適とも限らないし。
あと、自分では重要だと思っているんだけど、そのサイトがWebサイト的か、Webアプリケーション的かで、いろいろ変わってくると思う。blogなんかはWebサイト的だと思うし、GMailGoogle MapsはWebアプリケーション的だと思う。
Webサイトであればレスポンシブがいいけど、Webアプリケーションの場合はそうとは限らないと思う。


とはいえ、レスポンシブ・ウェブデザインは多くの場面で効果的なアプローチだと思っているので、こうやってちょっとずつ勉強しておきたい。置いていかれないくらいに。


Facebookページにいろいろ情報が流れてくるので、こちらもチェックしておくといいかも。