シュナの旅


宮崎駿の「シュナの旅」を読了した。
スゴ本さんのところで紹介されていて、図書館で検索したらあったので借りてみた。

貧しい国の王子シュナが金色の種を探す苦難を描いた物語なのだが、いままで観てきた宮崎駿がぜんぶ詰まっている。ナウシカに限らず、もののけ千尋ラピュタなどのさまざまなイメージが渾然と浮かび上がってくる。似ているというよりも、むしろ「完全に一致」してる構図・アイディアが、後から後から湧き出てくるので、映画を観たときの感情の噴出をとめるのに一苦労する。

宮崎駿ぜんぶ入り「シュナの旅」: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

まさに全部入りといった感のある、素晴らしいの絵物語だった。なによりも絵が美しい。全ページ、オールカラー。冒頭にいれたのは、いちばん気に入ったもの。他のページも、1コマ、1コマをじっと見つめていても飽きない。
最初は文章を中心に20分くらいで読み終えてしまった。次にじっくり絵を楽しみながら読んだ。あと2回くらい読みかえしたい。この本は文庫本サイズなんだけど、できればもう少し大きい版で読んでみたいと思った。
あたらしく買っても470円なので、今度 Amazon で買い物するときに一緒に買おうと思う。


シュナの旅 (アニメージュ文庫 (B‐001))
宮崎 駿
徳間書店
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