国境の南、太陽の西

国境の南、太陽の西」を読了した。たぶん16歳くらいのころに初めて読んで、何回も読み返している。2年に1度の頻度だとしても、もう7回くらい読み返していることになる。

ハジメくんと島本さんが今年で60歳という事実に驚く。きっとハジメくんの娘たちと僕は同じくらいの年齢だと思う。
この作品は村上春樹の作品のなかで、特に評価の高いものでも、特に売れたものでもない。だけど初めて読んだ時からずっと心惹かれている。すごく好きな作品のひとつではあるけれど、好きというよりはある種の共感や考え方について影響を受けた作品だ。良くも悪くも。
何度読んでも、揺さぶられる感じがする。昔から読んでいる作品があるというのは、とてもよい、幸せなことだと、年を取るほど思う。


国境の南、太陽の西 (講談社文庫)
村上 春樹
講談社
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