夜は短し歩けよ乙女

森見登美彦(id:Tomio)の「夜は短し歩けよ乙女」を読了した。
立て続けに森見さんの作品を読んでいるけどどれも面白い。そしてどのタイトルも独創的で物語をしっかりと表現していて素晴らしい。


今回も4章(4話)で構成されている。「きつねのはなし」や「四畳半神話大系」でもそうだったのだが、なぜか最初の1話がいちばん面白く感じる。そして4話目になると、なんだか多少勢いが失われているような気がする。それでも充分に面白いので、もちろん最後まで読み通した。


夜は短し歩けよ乙女」を読んでいて、ジブリの映画を思い出した。街並みだったり、黒髪の乙女だったり、浴衣姿の男がぷかぷか浮いていたり、満艦飾の三階建電車だったり、そんなシーンでなんだかジブリの映画みたいだなと思った。
森見さんの作品を読む度に、京都散策がしたくなる。乙女じゃないけど夜の京都を歩きたくなった。