『あたし彼女』を読んだ

第3回ケータイ小説大賞である、『あたし彼女』を読んだ。
なんだかんだで、読み終わるまでに2時間くらい掛かった。


けっこう面白かった。酷評も多いようだが、最後まで読み通してみると、そんなに悪くない。
こういった文章が、Webで、無料で読めるのが嬉しいし、楽しい。
Firefox && AutoPagerize を使っているので、ページングなしでさくさく読めたのも大きいけど。


文体はやっぱり独特で(この文体を独特と感じる時点で、歳なのかもしれないが)、読み難い。
それでも、読み続けていくうちに、ちょっとずつ引き込まれる。それくらいの力はある。
やっと幸せになるのかなと思うと、またなにか起こる。
読んだ後では、そんなことよくあるよね、とか思ってしまう。
でも読んでいる途中だと、そんなこと思いつかない。


最初の3ページだけで、やめてしまうのはもったいないと思う。
せめて100ページくらい(それでも大した量ではないので)読んでみてもよいのではないかと思う。


こういった作品の文体や形式を批評するよりも、こういった作品が Web で読めるようになったことが嬉しいと感じる。
玉石混淆というのは、 Web の特徴のひとつだし。