ぬるい眠り

これを読むのも何回目だろう、というくらいには読んでる。たぶん、3回は読んでる気がするんだけど、もっとかな。江國香織の「ぬるい眠り」を読了した。

去年の1月に「ケイトウの赤、やなぎの緑」を読んでいた。しかも「真昼なのに昏い部屋 」や「左岸」も読んでいた。冬は江國香織を読みたくなるのか。


読み返してみると、どれも印象的な作品だった。
かわいいお父さんの「ラブ・ミー・テンダー」、恋の終わりを感じる「ぬるい眠り」、いろいろな人とゆるりと寝ている「とろとろ」、短いけど存在感のある「夜と妻と洗剤」、お葬式と鰻の「清水夫妻」、睦月と笑子ちゃんが相変わらずな「ケイトウの赤、やなぎの緑」。
この人の文章をたくさん読んできたことを思い出した。読んでいて、愉しいひとときを過ごした。


ぬるい眠り (新潮文庫)
江國 香織
新潮社
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