2012-08-14 ひらいて book 綿矢りさの「ひらいて」を読了した。帯にもあった一文を引用する。 私はなぜ、好きな人の間男になったのだろう!好きな男にふられた腹いせに彼の女と寝る、こんな女が他にいるだろうか。 ひらいて あまり面白いと思えなかった。いつもはぐっとくる書き出しも、そんなに感じるものがなかった。相性が悪かったのだと思う。 読みながら、レズビアンの描写を読んで「スプートニクの恋人」っぽいなと思ったり、川上未映子の「ヘブン」っぽいなと思った。 最後のほうに、ちょっとだけ希望があるような気がして、そこは好きだった。 ひらいてposted with amazlet at 12.08.14綿矢 りさ 新潮社 売り上げランキング: 1727Amazon.co.jp で詳細を見る