新装版 ほぼ日の就職論「はたらきたい。」
『新装版 ほぼ日の就職論「はたらきたい。」』を読了した。
さいきんのマイブームは糸井重里さん。意識し始めると、ありとあらゆるところで発見してしまう。そんなわけで、MOTHERがやりたい。ずっと知ってはいたけど、やったことないんだよね。古いDSかゲームボーイアドバンスなんかでできるみたい。ほしい。
関係ないけど、糸井さんの本や、文章を読んでいると、どうしても文体が引きづられて「ひらがな」と「読点」が多くなる。
この本は、以下の連載がまとめられたもの。だからほとんどの内容はWebで見れる。すばらしい。むしろ本に収録されていない対談も、Webなら見れる。さいきんだと、本になるとWebにあったものが消えてしまったりする。これは逆だ。うれしい。
まえがきのようなところで、以下の文章がでてくる。これが通底している。
キーワードは「大切にしているものは、何ですか?」
上記のもうちょっと前に、以下のような文章がある。
自分が大切にしていること、大切にしてきたこと、大切にしていきたいこと。
これを考えることが、「はたらくこと」を考えることなのかもしれない。
この本をつくっている過程で、わたしたちが思ったのは、そんなことでした。「はたらくこと」って、どういうことなのか。
それについての自分なりの答えは「大切にしてきたもの」を考えることで、
見えてくるのではないだろうか。
そんな切り口で、編まれていった本です。
「はたらきたい」って「生きたい」に似ているかもしれないと思った。思いわずらうことなく愉しく生きたいし、思いわずらうことなく愉しく働きたい。とか。そこで共通するのは、やっぱり「大切にしているものは、何ですか?」ということなんだと思う。
きしださん(id:nowokay)のblogでこんなエントリがあった。
このエントリでは以下のtweetが中心となっている。
さっき書いたことと多少矛盾するかもしれないけど、「生きる」ことは「はたらく」ことだけではないと思うので。
だからこそ、なにかしらの「大切にしているもの」が必要になる。
さいきん、こんなエントリも読んでいた。
僕は大企業に分類されるサイズのSIerに勤めている。思うところはいろいろあるけど、書きだすと長くなるので割愛する。
社会人になってだいぶ経つ。だからこそ、この本に書いてあることがちょっとわかる気がした。学生のときに読んだら、やっぱりだめだったんじゃないかな。
本文にも書いてあったけど、そうは言ってもね、って思ってしまったはず。ずっと先のことより、目の前の問題に焦ってしまったと思う。
こういったことについては、この連載で載っていることが参考になった。
特に気に入った連載。僕はサラリーマンなので、サラリーマンを経験したかたの話が参考になった。イメージしやすくて。
- ほぼ日刊イトイ新聞 - 「ほぼ日」の就職論。 - 面接試験の本当の対策 (河野晴樹)
- ほぼ日刊イトイ新聞 - 「ほぼ日」の就職論。 - 目よ、泳げ。そして、カツカレーを得よ。(しりあがり寿)
- ほぼ日刊イトイ新聞 - 「ほぼ日」の就職論。 - ディズニーの塚越さん、就職について聞かせてください。(塚越隆行)
- ほぼ日刊イトイ新聞 - 「ほぼ日」の就職論。 - 上がりたかったんだ。(矢沢永吉)
すぐに役立つものが、ずっと役立つわけじゃない。
だからそれぞれのターニングポイントで、「大切にしているもの」を確認したい。
僕にも「大切にしているもの」がたぶんあるけど、うまく言語化できていない。よい機会なので、言語化できるようにしたい。