「ブラウザやウェブについて知っておきたい20のこと」をちょっと変わった視点で読んだ
「ブラウザやウェブについて知っておきたい20のこと」を読んだ。
- 20 Things I Learned About Browsers and the Web
- Google Japan Blog: ブラウザやウェブについて知っておきたい20のこと
- 20thingsilearned - Source code for www.20thingsilearned.com - Google Project Hosting
知っていることが多かったけど、それなりに面白かった。けっこう話題になっているけど、本当に最後まで読んだひとはどれくらいいるんだろう。意外と少ないのではないかと、勝手に予想する。
内容に関することは割愛して、内容に関係なく面白いなと思ったことを書く。
君がトマトなら僕は TCP/IP(You Say Tomato, I Say TCP/IP)
20 Things I Learned About Browsers and the Web
これ、どこかで聞いたことあるな、と思って調べてみると、多分これだと思う。
You Say Tomato, I Say Tomato.
「You Say Tomato, I Say Tomahto - イギリス生活 写真でつづる英国」で分かりやすく書いてあった。
トマートとトメィト。トマトと TCP/IP は無理があるのでは…。
あとはこれ。こっちは比較的エンジニアに馴染みがあるとおもう。
鳴き声はアヒルだけど実はアヒルじゃない ( if it quacks like a duck but isn’t a duck )
20 Things I Learned About Browsers and the Web
ダックタイプの説明でよく出てくる文章に似ている。
"If it walks like a duck and quacks like a duck, it must be a duck"
ダック・タイピング - Wikipedia
(もしもそれがアヒルのように歩き、アヒルのように鳴くのなら、それはアヒルである)
さらに追って見ると、こっちが大元みたい。興味深い。
ダック・テスト(duck test)とは、アメリカ合衆国やイギリスでよく見られるアナロジーのひとつである。特にイギリスにおいては、「英国規格ダック・テスト」と、あたかも国の標準規格であるかのようにも呼ばれる。ダック・テストは、以下のように説明される。
ある鳥が鴨のように見え、鴨のように泳ぎ、鴨のように鳴くならば、それはたぶん鴨である。
ダック・テストは帰納法の一種である。ある者が認識可能な事象から、未知のものの真の姿を推し量ることができるというものである。このテストは、ものごとは見えるとおりのものでないこともあり得るとする深遠な議論への反論としても用いられる。
ダック・テスト - Wikipedia
他にもいろいろありそうだけど、英語が苦手なのでわからない。残念。
ソースが公開されていたので、ちょっとだけ読んでみた。主にREADMEをw
適当に読んでみると、こんな感じ。
- バックエンドは GAE( Google App Engine ) を使っている
- サーバサイドの主な開発言語はPHP
- GAE は Java と Python をサポートしている。だから Java のPHP実装である http://www.caucho.com/resin-3.0/quercus/ を使っている
- フロントエンドは HTML5 の技術を多く使っている
- jQueryを使っている
なんというか、つっこみどころが多くて面白いw
ビルドやデプロイについても記載があったので、これを読めば PHP on GAE 環境を簡単に作れるかもしれない。僕は読んでないけど。
リポジトリを見ていると、英語版のPDFは公開されていた。
ライセンスがGPLv2なので、本気でこれを活用するのは難しいかもしれない。でも批判したいわけではなく、注意が必要というだけ。こういったアプリのソースが公開されるだけでも、意味があると思うので。
まあ、いろいろ読んでみると、いろいろ面白かった。