JavaOne2008報告会に行ってきた!

JavaOne2008報告会に行ってきた。
当日ちょっと寝坊して、おまけに外苑前についたら、自分がどこにいるのかさっぱりわからなくて困った。
ちゃんと地図は持っていたが、ランドマークとなるものがあまりなく、自分の現在地がわからなかった。
5分くらい悩み、適当に歩き出したら場所がわかって、なんとかたどり着いた。
セッションのタイトルは以下の通り。

  • JavaOne 2008 ハイライト
  • Java EE 最新動向 : Java EE 6 と Beyond Java
  • Java SE と JavaFX: 傾向と対策
  • 明日から使えるデバッグ/運用手法 from JavaOne
  • DON'T BE SHY! 〜ハンズオンラボ/BOF/パビリオン体験レポート〜

僕は夜予定があったので、参加できたのは最初の4つだけ。
でもそのごプレゼント大会があったみたいで、参加できなくて残念だ!
JavaHotTopicのときに、Moleskineのノートっぽいのがあって、いいなぁと思っていたのだ。
きっと残っていて、次回のJavaHotTopicでパズルを見事に解けることを期待しよう。


いつものようにFreeMindでメモをとっていたのだが、今回は1人あたりの時間が長いこともあって、画像にしたらすごく長くなってしまった。
というわけで、HTML出力したものも載せたので、興味があるひとはそっちを見ればいいと思う。

JavaOne 2008 ハイライト

JavaHotTopicの内容と、大体同じだと思う。
今回はMacBookを持っていったので、ちゃんとメモすることができた。
Javaというキーワードで、これだけのTopicがあるのだからびっくりしてしまう。
JavaOneは盛り上がっていて、楽しいよーという感じが伝わってきた。

Java EE 最新動向 : Java EE 6 と Beyond Java

JavaEEはいろいろ知りたいと思っていたので、期待していたセッション。
EJB3.1はあまり興味がないのでスルーする。
Servlet3.0はやっぱり気になる。
web.xmlがモジュール化できるようになったり、servletアノテーションが使えるようになるらしい。
僕のServlet3.0の知識は以下の記事を読んだだけなので、もうちょっと調べてみたいと思った。

あとWebBeansもやっぱり気になる。
でもこれもいまひとつ分かっていない。もうちょっとすれば、いろいろな情報や解説がでてくるかなぁ。


Beyond Javaのほうは、正直なところよくわからなかった。
説明が少なすぎて、進み方が速すぎて、ほとんど理解できなかった。きっとあとで資料を見直してもよくわからないと思う。

きっとせっかくの機会だから、いろいろ伝えなくては!と頑張ってくださったのだと思う。
僕としてはそれならJavaEEをしっかりと説明して欲しかったなと思う。
でもJavaEEについての説明は、ポイントが押さえられていてわかりやすかった。

Java SE と JavaFX: 傾向と対策

今回聞いていて、いちばん楽しかった。なによりNeil Youngに対する熱い思いが伝わったw
モジュラリティという言葉をよく聞くようになったが、具体的にどういうことなのか、これまでわかっていなかった。
ふーん、モジュラリティね、という感じでスルーしていた。
でもこのセッションではある程度具体的な説明があって、わかりやすかった。


モジュラリティはまとまりのことで、JARの競合などの問題を解決するために、module修飾子を導入しよう、ということなのかな。
マニフェストの代わりに、Module-Info.javaメタデータを書くらしいが、これが驚異的なアノテーションでなにがなんだかわからない。
今度はアノテーション地獄になってしまうのではないだろうか…。

あと僕はOSGiについて、よくわかっていないので、あとでちゃんと調べよう。
Wikipediaは見たけど、なんのことやらさっぱりわからないんだよね。


クロージャについては、いまひとつJavaクロージャが必要な理由がわからない。
匿名クラスで代用できるからいい、というわけではなくて、本当にクロージャが必要なのか、クロージャが導入されることによりどれだけ便利になるのかわからない。
まあクロージャについても、あまり理解できているわけではないのだが。
Javaに無理矢理クロージャを追加しても、そんなに幸せになれるのかなぁと思ってしまう。


嬉しい仕様もいくつかあった。
例外のマルチキャッチで、 }catch(AException aex,BException bex){ みたいなことができるらしい。
これは地味だけどかなり嬉しい。catchがたくさん並ぶと、読みにくいし順番もわからなくなるし、嫌だなぁと思っていたので。
あとはストリームなどをcloseするときの、final内でのtry/catchもなんとかならないかな。
IDEで自動生成できるとはいえ、読みにくいし、間違えるといろいろ大変なことになるし。
もうひとつはnullチェックアノテーション
まだ詳細を理解していないのだが、nullチェックがアノテーションできれば、余計なif文が減るし、よりセーフなコードになる。
NullPointerExceptionを追うのは面倒だし、これが導入されればコードもすっきりできるかな。


JavaFXについて、はじめて納得できた。
開発環境がプアで、まだまだ本格的にやるのは難しいと、きっぱり話されていた。
これは僕の思っていた感覚と同じような感じで、やっぱりそうだったのか、と思った。
でもすべてがだめなわけではなく、Swingで頑張っていた部分の一部をJavaFXで置き換えたりしたらいいのではないか、とのことだった。
これならいいかもしれない。

明日から使えるデバッグ/運用手法 from JavaOne

JMXは未だに使ったことがない。NetBeansProfilerを使えば大体分かってしまうので、どんなときJMXを使えばいいのか分からない。
でもJMS2.0ではいろいろな通知方法があったりするので、ちょっと試してみたい。
Webサービス対応ということが説明されていたのだが、具体的にどんなふうに使えるのかわからなかった。なにができるんだろう。


VisualVMについては名前しか知らなかったのだが、NetBeansProfilerが単体で使えるようになったんだねー。これはいいねー。
Javaのパフォーマンスを見るなら、NetBeansProfilerが最強だ。何度もお世話になっている。
これが単体で使えるなんて楽でいい。まだ多少制限はあるみたいだけど、Java6でパフォーマンスを調べるなら、今度はこっちを使ってみよう。
あとプラグインを自分で作って拡張できるというのがすごい。そんなに難しくないみたいだし、簡単なコードでも書いてみようかな。


DTraceはMacでほんのちょこっとだけ触ったのだが、D言語を書くのが面倒なので、放置していた。
Solarisを使えば、D-Lightというツールがあって、画面から設定ができるらしい。
これはデモが行われる予定だったが、Solarisがプロジェクタに映らなくて、残念な結果に…。
そのうち谷本さんのblogで手順が公開されるそうなので、楽しみにする。

まとめ

JavaOne楽しそうでいいなぁ。僕も行きたい。
でも大体40万くらい掛かるらしい。新婚旅行よりも高い。無理だ。
やっぱり会社の偉いひとに、
JavaOne行ってきていいですかー?
いいよー。
チケット取りましたー。来週は1週間休みまーす。
と、さらっと言えばいいのかな。

Javaは最近変化が大きいので、こうやってちょっとずつキャッチアップしていかないと、なにがなんだかわからなくなってしまう。
新しい内容を仕事で使うのはまだ先になるだろうけど、便利なものから取り入れていきたいな。


会場にいてちょっと辛かったのは、休憩がかなり少ないこと。
これは他のセミナーやカンファレンスでもそうなのだが、セッションの時間が押すと休憩が減る。
せめて10分くらい休憩が欲しいなぁ。
トイレ行って、煙草吸って、メモをまとめて、次のセッションなんだっけーとか調べたり、疲れたなーと放心したりしたい。


JavaHotTopicのエントリーにコメントをくださった大渕さんに挨拶した。
岡崎さんも近くにいらっしゃって、お二人と名刺交換させてもらった。
肩書きがなんとかアーキテクトとか、なんとかエバンジェリストだとかっこいい。
最初の発表を行った増月さんが「参加者の方が書いたblogもけっこう読んでますよ。社内で話題になったりします」ということを話されていた。
こういう繋がりがあるから、blogって面白いなぁと思う。


それにしてもJavaHotTopicといい、今回のJavaOne2008報告会といい、こんなセミナーを開いてくれるSun Microsystemsや社員の方々はすばらしい。
Sun++;