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東京Ruby会議10

東京Ruby会議10に行ってきた。Rubyのイベントや勉強会は初めて参加した。
初日の午後は「Rubyistのためのデザイン講座」にずっと参加していたので、Rubyっぽい話は午前中だけ聞いた。
2日目は眠くて起きれなくて、基調講演は聞かずに11時頃行った。雪で14時終了になってしまったけど。
聞いたセッションはこんな感じ。

タイトル スピーカー
Rubyと過ごした半年間 井原正博さん [twitter:@ihara2525]
やさしいRails勉強会@東京のつづけ方 [twitter:@takkanm]
趣味とRubyと私 生井智司 [twitter:@ainame]
プログラミング未経験なんて怖くない! 田垣亜季さん [twitter:@akiinyo]
周囲の助けを得ながら楽しく開発するためのアレコレ 蓮尾高志さん [twitter:@thso83]
RailsエンジニアのためのTwitter Bootstrapカスタマイズ例 [twitter:@machida]
少ない手間と知識で "それなり" に見せる、ズルいデザインテクニック [twitter:@ken_c_lo]
ノンデザイナーのための配色理論 [twitter:@saucerjp]
オトナの塗り絵で学ぶデザイン
RubyRoRでのオフショア開発をハノイで行ってみたら・・・ 本間紀史さん [twitter:@norifumi777]
東京にきて僕が作ったものについて Jun Fukayaさん [twitter:@fukajun]
Sole Rubyist's Fight [twitter:@yaotti]
ブログのススメ 前島真一さん [twitter:@netwillnet]

初日の Togetter はこちら。まとめてくださってありがとうございます。

Rubyと過ごした半年間

井原さんがみんなのカフェを作った時のお話。いいお話だった。

開発するにあたって、Ruby on Rails Guides/ Rails Tutorial / Code School / RailsCasts などで最近の技術を勉強しなおした。そのあと実際に開発して、9/21 に rails new して、10/15 にリリースしたとのこと。
企画開発運用を一人でやっていたので、一人Pivotal、一人Pull Request、一人CIしているそう。
スライドにこの言葉があって、ほんとうにそうだよなと思った。コード書けるなら、いろんなことができる。

What a wonderful world.

「やりたいことをやりましょう」、「life is short.」という言葉も印象的だった。

やさしいRails勉強会@東京のつづけ方

最近のrails勉強会はこんな感じとのこと。

  • 参加者は10-20人
  • テーマはその日に決める
  • 2-3つのテーマについて話し合う

気をつけていることで、「何か話して帰って欲しい」というのがあった。僕もHTML5とか勉強会のスタッフをしていて、いろいろ考える。参加者の交流が増えるといいよね。
長く続けた問題点として、「開催することが目的化してきた」ということが挙げれられていた。そして楽しく続けるために「自分のしたいことをする」ということが挙げられていた。ほかにもいろいろ挙げられていたけど、この2つは共感する。
楽しんで勉強して帰ってもらいたいけど、そもそも自分が楽しめないと続けられないよね。僕も楽しみながら、続けて行きたい。
直近の勉強会は予定が合わないけど、Rails勉強会に行ってみたい。

趣味とRubyと私

趣味での開発手法として、FDD(不満駆動開発)について説明があった。不満に思ったことを解決するために開発、これができなかったら死んじゃく!><くらいの気持ちでやる。いいね。
地域Rubyコミュニティに参加して、Rubyでできた繋がりについても話があった。僕もこれからはRubyコミュニティに参加しようと思った。
参加したときは、よろしくお願いいたします。

資料はこちら。

プログラミング未経験なんて怖くない!

いまの僕に、とっても響いたセッションだった。
プログラミング未経験で、どのようにやってきたかということで、以下の3点を挙げられていた。

  • 真似する
  • 形から入る
  • 途中経過を見せる

「真似する」では「 永和のmasterには変なコードがない」という話があって、正直すごいなと思ったし、うらやましい。別にうちもそこまでひどいわけじゃないけど。
真似してると、自然とソースコードをたくさん読むから、既存のコードの理解に繋がる、いろいろな書き方があることを知る、といった話があって、そうだよな、と頷いた。
「形から入る」では、わからないけどやっていると、そのうち分かる瞬間が来て、わかった時にはやり方に慣れている、という話があって、こちらもとても共感した。

たぶん、こちらの記事のセッションをバージョンアップしたお話だと思う。

周囲の助けを得ながら楽しく開発するためのアレコレ

やっぱり周りを巻き込んでいくのは大事だな、と思った。アレコレは以下の4つにまとめられていた。

  • 作業環境を手軽にシェア
  • 開発環境を手軽に入手
  • メンバーの得意分野を見える化
  • 自分の状況を見える化

最初はちょっと固そうな感じだったけど、最後は「フリスク状のデバイスで脈拍をさりげなく計測し、Caps LockのLEDにさりげなく表示する」という内容で、会場は笑いと拍手に包まれた。
こういったことに、楽しく取り組んでいくって大切だよな、と思った。ちょっと環境が変わるだけで、ほかのメンバーが何をやっているのかわからなくなってしまったりするし。

資料はこちら。

RailsエンジニアのためのTwitter Bootstrapカスタマイズ例

ここからデザイン講座のセッション。このデザイン講座のセッションは、どれも自分の興味があるテーマだったのでとても面白かった。
色は、こんな感じで設定するみたい。でもこれが決められない。

  • ベースカラー(70%) → 地味な色
  • メインカラー(20%) → 好きな色
  • アクセントカラー(5%) → 目立つ色

そこで、好きな色を選んで、Sassの lighten や darken を使って色を決めたり、Sassの機能で補色(complement)を求めたりする方法が紹介されていた。
ステマティックでいい。あと「色も設定より規約」という言葉が響いた。そのあとのherounitについての内容もわかりやすくて参考になった。

第一回 プログラマ向けデザイン勉強会のものだけど、資料はこちら。

少ない手間と知識で "それなり" に見せる、ズルいデザインテクニック

以前資料は見ていたんだけど、CSS力が低くてよくわからなかった。でもセッションで説明してもらって、半分くらいわかった。でも半分くらいはやっぱりCSS力が足りなかった><
でも、わかんなくても、使ってみれば使えそうな気がした。細かいことは考えずに。
ズルい線、ズルい text-shadow、ズルい背景、ズルい角丸、あたりは使えそう。比較的簡単そうなので。
こうしちゃうと素人っぽくなる、っていうのが分かってよかった。例えば角丸の丸の半径が大きいと野暮ったくなりがち、とか。

第一回 プログラマ向けデザイン勉強会のものだけど、資料はこちら。

ノンデザイナーのための配色理論

配色はさっぱりわからない。セッションを聴いて、なんでわからないのかやっとわかった。自由度が高すぎてわからないんだとわかった。
こちらも以前資料は見ていたけど、背景知識が足りなすぎてよくわからなかった。セッションで説明を聴いて、いろいろ理解できて楽しかった。
理論を説明してもらえたのはよかったけど、それ以上に色を選んでいく過程を生で見れたのがよかった。ある程度は理論だって説明できるけど、やっぱり経験によるものも大きい。僕は色を選ぶという経験自体がほとんどなかったので、ささっと選んでいくところが見れて面白かった。

第一回 プログラマ向けデザイン勉強会のものだけど、資料はこちら。

オトナの塗り絵で学ぶデザイン

すごく楽しかった実習。サンプルはJavaScriptで見出しや背景色や文字色を変えられる。いくつか選べる色があって、それを選んで配色を試してみるという実習だった。
30分くらい配色を試すということで、けっこう長いなと思っていたけど、あっという間だった。
僕は勝手にこんなことを学んだ。

  • 面積の広いところに調和の取れやすい色をいれていくとやりやすい
  • 中間色を背景色にすると、コントラストが出しにくくなるので、きもくなる
  • 色を増やさないって大事。ついつい新しい色を入れようとしてしまう

文章にするのは難しいけど、いろいろなコメントがでてきて、ほんとうに面白かった。デザイナさんがどんなふうに考えているのか、ちょっとだけ知ることができた。

サンプルはこちら。

RubyRoRでのオフショア開発をハノイで行ってみたら・・・

Rubyでオフショアって、はじめて聞いた。でもなんだかか楽しそうだった。
ハノイでエンジニアを採用して、教育して、仕事を回していく。ベトナムでは転職は多いみたいだけど、Rubyをやったら楽しくてJavaに戻らないし、他にRubyをやってる企業が少ないので、人材の流出を止められるという話が印象的だった。
僕は仕事でRubyを書いてるけど、日本でもRubyをがりごり書く会社って少ないし。

東京にきて僕が作ったものについて

PHPで関数を使ってはいけないというコーディング規約で開発」していた会社からフリーランスになったかたのお話。どうやってPHPで開発していたのか気になる。
毎週勉強会を開いているそう。毎週って、すごい。続けるためのポイントとして挙げられていた、「頑張り過ぎない」というのは本当に大切だと思う。さっきも書いたけど、まずは自分が楽しくないと続かない。
勉強会は、行くのもいいけど開くのもいいよね。

Sole Rubyist's Fight

Qiitaを一人で開発されていて、そのお話。僕も一人で開発することが何度かあったけど、ちょっと寂しいし、辛い。
ハッカソンはバックグラウンドがことなるエンジニアと交流できるのでおすすめとあったけど、ハッカソン行ったことないので行ってみたい。でも人見知りでちょっと怖いので頑張って勇気をだして。

資料はこちら。

ブログのススメ

ブログ書くと、いいことあるよね。というお話。もちろんあるし、僕もブログ書きました。
ブログ書いていなかったら、いまこんなところにいなかったと思う。やり方は人それぞれだけど、自分にあった続け方を見つけることが大切だと思う。

資料やエントリはこちら。

まとめ

初めて参加したRuby会議、いろいろあったけどすごく楽しかった。でも知らない人とはあまり話せなかったので、これからはもうちょっと積極的になりたい。と思って早5年って感じだけど。ちょっとずつ。
二日目は豪雪のため14時に終了となったけど、そう判断してくださったスタッフの方々に感謝。ちゃんと帰れました。


Rubyをまともに書き始めて約半年。これからもっと積極的に関わっていきたい。