プレゼンテーションの準備をするときに考えること

ここ1〜2年、勉強会やイベントで何度かプレゼンテーションをしてきた。自分から話したいといって話したり、お声掛けいただいたりして、そういった機会をいただいた。
技術的に高度な話はあまりしてないけど、それでも外で話すことで得るものは多く、なにより楽しい。とてもありがたい。


SublimeTex2勉強会の準備(これ)をするときに、今回書いているようなことを友達とシェアしながら進めていた。その過程で、プレゼンの準備をしたり、資料を作ったりするときに考えることが、だいぶ固まってきた気がした。だから、ちょっとまとめてみる。
ざっくり箇条書きにすると、準備するときにこんなことを考えている。

  • イベントの概要
    • 何人くる?
    • 参加者のレベルは?
    • 自分のセッションのレベルは?
    • セッション時間は?
    • セッション詳細はいつまでに伝えなきゃいけない?
    • 社名出す?
    • Ustある?
  • 自分のやるセッション
    • なに話す?テーマは?
    • タイトルは?
    • アジェンダ(目次案)は?
    • サンプル作る?
    • デモやる?
    • ライブコーディングやる?
    • 資料はなにで作る?
    • 資料のベースはある?
    • 資料のフォーマットはある?
    • 絶対話したいこと
    • できれば話したいこと
    • 余裕があれば話したいこと

‐ 当日のこと

    • 備忘録
    • 持ち物
    • 会場
  • その他
    • いろいろ参考にする資料など

どうしてこんなことを考えるようになったかというと、こんな感じ。

イベントの概要

何人くる?

あまりに多いと緊張しちゃうし、心の準備のため確認しておく。

参加者のレベルは? / 自分のセッションのレベルは?

想定される参加者のレベルと、自分が話したいことのレベルを考えて、あまりギャップが大きくならないようにしたい。

セッション時間は?

オーバーしないように。あと30分程度あるなら、時間配分も考える。

セッション詳細はいつまでに伝えなきゃいけない?

早めに決めなきゃいけないこともある。

社名出す?

社内で確認しないといけない。

Ustある?

Ustあるなら、資料の文字は大きめにする。話すときはちゃんとマイクに声を伝える。
(Ust用の資料は文字が大きめのスライドのみにして、配布用の資料はいろいろ追記したものを公開した)

自分のやるセッション

なに話す?テーマは?

テーマは先に考える。たまに見返してもともとのテーマからずれてないか確認する。テーマが変わるのはいいけど、一貫性がないのはあまり良くないと思う。
テーマって、いちばん伝えたいこと、話を聞いて持って帰ってもらいたいことだと思ってる。

タイトルは?

いくつか候補を考えておくと安心。

アジェンダ(目次案)は?

考えたら書くようにする。

サンプル作る? / デモやる? / ライブコーディングやる?

やるならどんな準備が必要か、ある程度洗い出しておく。ライブコーディングするなら、ピンマイクとかマイクスタンドが必要になる。だれかに持ってもらってもいいけど。失敗したときようのスニペットは必須。

資料はなにで作る? / ベース、フォーマットはある?

HTMLだったりKeynoteだったりPPTだったり。準備にかかる時間が大きく変わったりするので、ちゃんと先に決めて、どれくらい時間を使えるか考える。

絶対話したいこと / できれば話したいこと / 余裕があれば話したいこと

伝えたいことの優先度を付けておいて、伝えたいことをちゃんと伝える。

当日のこと

当日の備忘録や持ち物について。

思いついた時に書きだして、当日チェックする。

その他

いろいろ参考にする資料など。

参考になる資料やURLがあれば、どんどん貼り付けておく。一箇所にまとめておく。



SublimeText2勉強会の準備をするとき、実際にはこんなことを書いた。基本的に自分用のメモなので、思ったことをそのまま適当に書いてる。


もともとはGoogle Docsで管理していた。共同編集できるし、履歴が残るし、コメント付けれるし、便利だった。
SublimeText2勉強会の資料作りなど(pubilc) - Google ドライブ


こんな感じのことを、毎回漠然と考えてテキストファイルに書いて準備していた。思いつくままに。
今回ある程度まとめることができたので、これからはもう少し早く準備ができるといいな。5分のプレゼンでも、30分のプレゼンでも、準備にはかなり時間が掛かってしまうので、さくさく準備できるようになりたい。自ら好んで時間を掛けている、というのはあるけど。


これは試行錯誤した結果で決して完璧なリストじゃないし、人によって準備の仕方は違うと思う。本当はもっと考えなきゃいけないことがあるだろうし、そもそも「プレゼンテーションzen」とか読めばいいのかもしれないけど。
とりあえず僕はこんな感じでなんとか乗り切ってきた。もちろん緊張したり、失敗したりもしたけど、ちょっとずつ良くなってきていると思う。たぶん。
プレゼンテーションするたびに、このリストも洗練されていくといいな。


5分でも30人いれば150分だし、30分で100人いれば50時間になる。なかなかすごい。それに見合ったものを提供するのは難しいけど、やっぱり何かしら伝えたくてプレゼンテーションするので、1つでも多く伝わるといいな、と思って準備している。