工期の設定は難しい

上記の飲みでも、この話題が出てきた。ニュースソースはみんな同じなのだ。

デスマーチ化するプロジェクトの条件の1つは工期の設定が不適切であることだろう。調査から導き出された標準開発工期は「投入人月の立方根の2.4倍」。調査対象のプロジェクトの全体工数と全体工期をグラフ化し、回帰直線によって求めた。この計算によれば1000人月のプロジェクトの場合は24カ月の工期を設定するのが標準的といえる。事情によってこの標準工期よりも短い工期しか取れない場合は、その短縮率を計算して対策を採るべきとJUASは提言。だが、「(短縮率が)30%以上の短い期間での開発は無謀である」(JUAS)としている。

最適な工期は「投入人月の立方根の2.4倍」、JUASが調査

これはひとつの指標になるかもしれないけど、現実的ではないと思う。
すごくざっくりと1人月100万で換算すると、1000人月は10億になる。10億の物件で、2年掛ける。
たしかに2年くらい掛ければ、よいものができるかもしれない。でも、いまのプロジェクトで、2年越しのものがどれだけあるのだろう。
システムが出来上がったころには陳腐化している。


数年単位のプロジェクトが許されるのは、Microsoftや、Oracleや、Linuxとかだと思う。世界のインフラレベル。もちろんApacheTomcatもそうかもしれない。
WindowsOracleやKernelが毎年メジャーバージョンアップしたら、それはそれで地獄だからね。


さてはて、やっぱりプロジェクトというものは難しい。
僕はプロジェクトマネージャになりたいわけではないんだけど、プロジェクトマネージメントを考えなくてはならない。
経営とプロジェクトってけっこう似ていると思っている。
従業員は経営者頭で考えるべきだし、プロジェクトメンバーはプロジェクトマネージャ頭で考えるべきだと思っている。
どんな業務に就いていてもね。
その上で自分の仕事というものが、あるのだと思う。