玉石混淆の不動産情報

8月に引越しを予定している。そのため賃貸情報を検索しまくって、問い合わせをかけて、その返信をしている。
これがかなりの重労働。仕事よりもきついかも。


まず不動産検索がいまいち。指定できる条件が各社それぞれ違っていて、一定の検索結果を得ることができない。もう少し絞りこんで検索したいけど、それができない。そのため、自分で確認して、取捨選択しなくてはならない。
検索結果からの問い合わせも、一括でできるものや、10件までしかできないもの、様々。共通しているのは使いにくいことくらい。


問い合わせたあとは、不動産屋から直接メールが来るのだけれど、これがまた酷い。
hotmailからの返信だったり、空メールがきたり、サブジェクトが「a」となっていたり、本文の最初になぞの「晴天」という文字がはいっていたり。
なんだこれは?
物件データを添付してくれるところはすごく助かる。まとめて問い合わせをしているので、どの会社にどの物件を問い合わせているのか管理しきれない。
総じて、不動産業界のITリテラシーはあまり高くないのかもしれない。


でもちょっと違う見方をしてみると、いろいろ気付かされる。
僕はSIerで仕事をしている。
システムのエンドユーザというのは、こういったレベルのひとが多いのだろう。
お客さんが、お客さんのお客さんに対して、しっかりとしたメールなどの対応ができれば、CSをかなり向上できるのではないか。それを感嘆しできるような仕組みがあればよいのかもしれない。
また物件の検索はどれもあまりいけてないので、いろいろなサイトを横断的に検索できたらすごく便利だと思う。
検索条件を指定して、あとはRSSを確認すればいいだけ、とか。Google Newsの不動産版みたいなイメージ。
気になった物件情報は、とりあえずオンラインブックマークに入れて、タグやコメントを付けられるようにするとか。
注目されると、競争が激しくなって困るけど。


こういう自分が使って不便だなと思うシステムやサービスに出会ったら、どうやったら便利に使えるだろうと考えるのは、なかなかよいかもしれない。
僕には向いていないけど、あたらしいビジネスチャンスが転がっているかもしれない。