Shibuya.trac第11回勉強会〜プロジェクトの可視化〜 に行ってきた


ずっと行ってみたいと思っていた、Shibuya.tracの勉強会に参加してきた。しっかりシールも貰ってしまった。
これまでも TracLightning は使っていたのだが、タスクとバグ管理にチケットを、構成管理にSubversionを、といった基本的な使い方しかしていなかった。
今回の勉強会に参加して、いろいろな使い方を知ることができて、とても参考になった。

  • 続、とある会社でのTrac利用事例〜可視化とレポート活用事例〜(仮)
    かぬさん [twitter:@kanu_] id:kanu-orz

togetterはこちら。Togetter - 「Shibuya.trac第11回勉強会〜プロジェクトの可視化〜」
ustはこちら。USTREAM: shibuya.trac meeting
勉強会後のアンケート結果はこちら。アンケート集計 – std11

チケットシステムではじめるはじめてのアジャイル開発

TraclightningKanon の紹介
スクラムKanon Allegro
  • プロジェクト計画
    • ストーリーの洗い出し
    • ストーリー消化時間見積もり
    • Excel もしくはチケットとして登録
  • スプリント計画
    • ストーリー選択
    • タスク作成
    • 見積もりの調整
    • インポート用Excelの作成
      • Excel好きでも便利に使える
    • マイルストーンの設定
  • スプリント実行
    • 作業割り当て
      • 一括割り当てもできる
    • 朝会
    • 進捗確認
      • 残時間を管理
      • バーンダウン
    • バグなどは別のチケットをおこす
  • 振り返り
    • kpt
    • バーンダウンチャート
  • メリット
    • 開発に必要なインフラが簡単にそろう
    • 品質管理には ばぐものがかり
    • バグ消化曲線
    • wikiに品質見解
質疑応答

ストーリーは特殊なチケット?
そうです。チケットのタイプを設定している。

まとめ

スクラムとまでいけなくても、バックログとバーンダウンチャートを使うようにしていきたい。まずはひとりからでも。
あと、KanonCentOS 5.5 でも使えるようになったみたいなので、早いうちに使ってみたい。第二回 Jenkins勉強会のあとに、CentOS 5.5 で試して動かなかったので、けっこうな速度で開発が進んでいるのかもしれない。
Redmine との比較(?)が何回かあったけど、TracLightningKanon のように、インストールが簡単というのは大きなアドバンテージだと思う。自分が使うだけなら、インストールが多少面倒でもいいのだが、インストールが楽だと人に勧めやすい。
関係ないけど、いろいろ大変そうだけど CentOS 6 が早くでて欲しい。

ReportInclude、Worktimeプラグインの活用事例について

ソフトウェアの可視化にtracを使ったときの話

プロジェクト
  • ソフトウェアのサポート
  • 問い合わせ対応
問題
  • 過去の問い合わせ情報が共有できてない。全体的な管理ができてない。
アプローチ
  • 最初はExcel、msprojectですぐに限界
    • Excelではステータス管理しかできない
    • msproject使い勝手が悪い
主な要件
  • メールの取り込み
  • レポート表示
    • いろいろな一覧
    • sqlでいろいろできる
      • だけどReportがwikiに書けない
Reportinclude plugin
  • report idで埋め込み
  • 変数も埋め込める
  • グラフも出せるようにした
  • でもsqlが大変
    • viewを作っちゃった方が便利
    • グラフは偉いひとに効果的
Worktime plugin
  • msprojectライク
  • チケットをいちいち開かずに一括で作業時間を入力 できる
  • Reportも見れる
まとめ

ReportIncludePlugin、WorktimePluginで情報共有と可視化ができる。どちらも使ったことがなかったので使ってみたいと思った。
レポート機能はsqlが大変だけどとても強力。例えばチケットのクローズ日数分析のグラフがあったけど、これはわかりやすかった。半年前と今を比較したりすると、改善しているかどうかもわかる。
実際にTracを使っているなかで、必要となった機能の話だったのでわかりやすかったし、共感できる部分が多かった。
レポートのサンプルは id:kanu-orz さんの blog にある。参考にしたい。

SQL、やっぱり長めw

スイーツタイム

無料の勉強会にも関わらず、スイーツタイムがあり、美味しいスイーツを頂いた。
確か 20:30 頃で、けっこうお腹が減っていたので嬉しかった。
KDDI Webコミュニケーションズ さんの会議室はすごくかっこ良かった。

続、とある会社でのTrac利用事例〜可視化とレポート活用事例〜(仮)

ここらへんから、体力が尽きてきた。あと、デモが多かったので、なかなかメモできなかったと言い訳してみる。

保守サポートのポータルでtracを使ったときのお話。

  • 月間作業実績一覧
    • 昔は基本コンポーネントだけで実現した一覧表で、SQLで頑張った
    • いまはグラフ Reportinclude plugin を使ってグラフを集計表に表示している
    • 説明をwikiにかける
  • ウォーターフォールでバーンダウンを使う
    • queryチャート
  • extent version plugin
  • マイルストーンは便利だから使った方が良いよ
  • 可視化が目的ではない
QA

マイルストーンの切り方?
一般的には2-4週のタイムボックスで管理するのがよい。
工程でマイルストーンを設定するのはお勧めしない。工程がオーバラップしてしまうウォーターフォールが多いから。

まとめ

紹介していただいたプラグインに対する知識がほとんどなかったので、説明だけを聞いているとちょっとわからないところがあったが、デモを見ると大体理解できた。
グラフの威力は強烈で、SIerTracを使う上で参考になることがたくさんあった。

プラグインで拡張したワークフローをExcelで状態遷移図にして編集する

こちらについては、Tracのワークフローにあまり詳しくなかったので、あまり理解することができなかった。デモで雰囲気は分かったけど。

  • ワークフローの作り方
  • ステータスを配置
  • コネクタで接続
  • 特殊なものや、分岐が必要なものをわかるようにする
まとめ

いろいろなプラグインの名前が出てきていたけど、それぞれがどんな機能を持っていて、デモで使われている機能やExcelはどのプラグインの機能なのかがわからなかった。
もうちょっとワークフローに詳しくなってから、もう一度資料を見返してみたい。

Linux女子部の紹介

Linux女子部主催の勉強会で、女性45名/男性50名の参加があった。女性と男性を分けて募集したが、男性はダブルスコアの100人くらいの募集があった。すごい。男性を有料にしても集まるんじゃないか…?w
でもこうやって女性が参加しやすい勉強会ってのは大事だなと思った。
例えば勉強会に行こうと思って、参加者が女性45人/男性5人とかだったら自分も参加しにくいし。

まとめ

Tracはさまざまなプラグインで機能拡張を行えるので、逆にプラグインのことをしらないといろいろと大変。
こういった勉強会で、自分の知らなかった使い方を知るのは大事だなと感じた。次回の勉強会も参加したい。