CentOS 5.2 で Xen 環境を作ってみた

GUIから作業したので、思ったよりも簡単だった。
無事インストールできて、ビールを飲みながらエントリを書いているのだ。
まあインストール中はワイン飲んでたんだけどね。


サーバのスペックはこんな感じ。

サーバ Dell SC440
CPU Intel(R) Pentium(R) Dual CPU E2180 @ 2.00GHz
Memory 3GB
HDD 80GB

やったことの概要はこんな感じ。
サーバにCentOSをインストールして、さらにその中でCentOSを動かしてみた。
ホストOSもゲストOSもCentOSにした、ということ。
仮想OSは準仮想化で、ファイルとしてインストールした。

CentOS 5.2 インストール

普通にOSをインストールする。これがホストOSになる。
CentOSの最新版は5.2だったので、これにする。
将来のことも考えて、64bitOS(x86_64)にした。
DVDイメージは提供されていなくて、torrentファイルがあって、適当にダウンロードしてくれって感じだった。
仕方ないのでTransmissionというツールをインストールして、DVDイメージをダウンロードした。
あとはDVDに焼いて、インストールする。


OSインストールは、まあ適当に…。
大事なのはインストールパッケージにに「仮想化」を追加すること。
インストールが終わったら、IPアドレスとかホスト名とかを設定する。
あとは yum update -y でパッケージを最新にした。
これで準備は完了。

ゲストOSインストール

CentOSのDVDをセットするとオートマウントされる。
DVDの内容がhttp経由で見えないといけないらしいので、公開されているディレクトリにシンボリックリンクを貼って、Apacheを起動する。

su -
ln -s /media/CentOS_5.2_Final/ /var/www/html/CentOS_5.2_Final
/etc/init.d/httpd start

Firefoxhttp://localhost/CentOS_5.2_Final/が見えるか確認する。
無事見えた。


メニュの アプリケーション - システムツール - 仮想マシンマネージャー から、仮想マシンマネージャーを開く。


localhostってやつを右クリックして、接続を選ぶ。



こんな画面になる。下の方にある「新規」をクリックする。



こんな画面になる。「進む」をクリックする。



適当にシステム名を入力して、「進む」をクリックする。



CPUがVTに対応していないので、完全仮想化は選べない。
もともと準仮想化にしようと思っていたので、気にせず「進む」をクリックする。



さっきリンクを貼って公開したURLを入力して、「進む」をクリックする。



気軽に扱いたいので、シンプルファイルを選択する。
ファイルの場所は好きなところに変える。
ファイルサイズも適当に変える。(10240にしたつもりが、10200になっていた…)
「進む」をクリックする。



ネットワークの設定は、何となく peth0 を選択する。「進む」をクリックする。
# たまたまこれがあったので…



メモリは適当に1GBを割り合てる。CPUもとりあえず2コア割り当てる。「進む」をクリックする。



こんな画面がでてきた。
実はこの画面で一度エラーがでた。なんとかかんとかってファイルが見えませんって感じのエラーが出てた。
DVDをumountして、もう一度mountしたら問題なく進めた。



ゲストOSのインストール画面に進む。
日本語を選んで適当に進める。
この手前でHTTPなんとかの設定画面があって、そこでは http://localhost のままになっていたのだが、これではインストールが続行できなかった(当たり前だが)。
なので、localhostの部分をIPアドレスに修正して進めた。



最初はテキストモードでのインストールかと思ったが、ちゃんとGUIのインストールになった。
インストールはやっぱり適当。Emacsとかすきなパッケージを入れる。



そんなこんなでインストールが完了した。

まとめ

CentOS 5.2 を使ったXen環境の構築はかなり楽だった。
VirtualPCVMware とあまり変わらない感じ。
ゲストOSで実際に運用をするためには、もう少しいろいろな設定を行う必要があると思う。
でもとりあえず立ててみるだけとかであれば、簡単に試せる。
しばらくこれで遊んでみよう。